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<症例>
・栄養医学的アプローチが有効であった舌痛症症例: 20女性。舌尖部が痛む。 虫歯は無く、歯肉炎も軽度であった。噛み合わせも大きな問題はなかった。 問診の結果、1年前より甘味類の量が増え始め、最近では大量の甘味類を摂取していた。 舌尖部は発赤して小さな隆起が多数見られる「イチゴ舌」を呈していた。 栄養医学的改善を説明。 改善を早めるため、最初の数週間のみ舌痛症治療薬を併用した。 栄養状態改善後、徐々に舌痛症症状は消退した。(当院症例)
・栄養医学的アプローチが有効であった舌痛症症例: 30女性。舌尖部と右側舌縁部が痛む。 虫歯は無く、歯肉炎も軽度であった。噛み合わせも大きな問題はなかった。 舌診の結果「イチゴ舌」が認められた。栄養医学的改善を説明。 舌痛症治療薬は服用したくないとのことで、ドクターズサプリメントを使用。 栄養状態改善後、徐々に舌痛症症状は消退した。(当院症例)
・レジンアレルギーに伴う舌痛症: 40代女性。下顎臼歯の仮歯を作製した翌日から、舌の辺縁部が発赤し始めた。 2日目には舌辺縁部が口内炎ように白くなったため来院。 レジンアレルギーを疑い仮歯を除去し、口内炎用軟膏塗布で軽快した。 その後、アレルギー内科での検査でレジンアレルギーと診断された。(当院症例)
・アンチモンソンカーブ&咬合高径低下&下顎左側偏位が原因であった舌痛症症例: 50代女性。舌の痛み、呼吸困難、顎の疲れを訴えた。 咬合診査の結果、アンチモンソンカーブ、咬合高径低下、下顎左側偏位が顕著であった。 最も咬合高径が低い部分にレジンを添加したところ、下顎が右側へ戻った。 しばらくして舌痛は消退した。(研究会症例:TKNB)
・叢生(凸凹)が原因であった舌痛症症例: 50代女性。舌痛症のためドクターショッピングを続けていた。 個人開業の6歯科医院、総合病院の口腔外科、その他医科診療所や病院を受診したが改善しなかった。 咬合診査の結果、叢生(凸凹)が著しく、下顎が自由に動かないロック状態であった。 下顎が左側に偏位した状態で、噛み合わせがロックしていた。 噛み合わせの悪化が原因の舌痛症の可能性が高かった。 ・歯列を拡大して叢生を改善する矯正治療 ・重なっている歯を間引き抜歯 の治療方法を提示したところ、間引き抜歯を希望した。 間引き抜歯後、下顎の左側偏位が徐々に元に戻った。それに伴い舌痛も徐々に消退した。 (研究会症例:TKNB)
・抜歯矯正が原因の睡眠時無呼吸症候群&舌痛症: 30代女性。10代から20代にかけて、矯正専門のA歯科にて抜歯矯正治療を受けた。 その後、睡眠時無呼吸症候群を発症した。頭痛と舌痛とが出現した。 さらに、側頭部にたんこぶが出現した。 B歯科(研究会メンバー)にて咬合診査をしたところ、歯列アーチが小さいのと、 咬合高径低下が認められた。 上下歯列の間に舌を少しはさんで噛んでいると顎が楽だという。 舌をはさむことによって咬合高径低下を補っていることが判明した。 舌痛症は上下歯列の間に舌を少しはさんで噛んでいるのが原因であった。 睡眠時無呼吸症候群は、抜歯矯正によって歯列アーチが小さくなり、舌房(舌スペース)が 狭くなったのが原因と考えられた。 咬合高径が低下した原因は、うつ伏せ状態での読書であった。 歯列アーチが小さくなったのは、抜歯矯正に加えて、右下の横向き寝が原因であった。 態癖(生活悪習癖)を気をつけ、歯列を拡大する矯正再治療を行ったところ、 睡眠時無呼吸症候群が改善した。 頭痛と舌痛は軽快した。 さらに、側頭部のたんこぶも消失した。 側頭部のたんこぶは、咬合高径低下に伴う側頭筋過緊張によるものだった。(研究会症例:TKNB)
・咬合高径低下が原因の舌痛症: 40代女性。前医で右下の冠を数本装着してから、舌の右側辺縁が痛むようになった。 繰り返し咬合調整や冠・残存歯の研磨をしてもらったが改善しなかった。 当院での模型診断の結果、咬合高径が低下し、下顎が後退して舌スペースが狭くなっていた。 前医での治療の影響は小さいと思われたが、その小さい影響がきっかけとなって 舌痛症を発症したと推測された。 必ずしも舌スペースを回復したからと言って舌痛症が治るとは限らないので、 その旨説明したところ、1年後にダメ元での治療を希望した。 矯正治療によって歯列を拡大し、仮歯にて咬合高径を高くしたところ、 舌痛症は軽快して日常生活に支障がなくなった。(当院症例)
・悪性貧血に伴う平滑舌と舌の接触痛(ハンター舌炎): 70代女性。A内科にて不整脈の加療中。 3か月前より、倦怠感・ふらつき・めまい・嘔気・四肢末端のしびれと冷感が出現した。 しかし、A内科では原因不明であった。 1か月前から舌全体に接触痛が出現したため、B歯科(研究会メンバー)を受診。 平滑舌が顕著であったため、ハンター(Hunter)舌炎、プラマービンソン(Plummer-Vinson)症候群などを疑った。 ハンター舌炎は、ビタミンB12欠乏の「悪性貧血」に伴うことが多い。 プラマービンソン症候群は「鉄欠乏性貧血」に伴いスプーン状爪・口角炎・舌炎・嚥下障害などの症状が現れる。 C総合病院・口腔外科へ紹介。血液検査の結果、ビタミンB12欠乏の悪性貧血に伴うハンター舌炎と診断された。 ビタミンB12投与と全般的栄養改善とによって、1か月後に舌の接触痛は消失した。 後日、舌の接触痛が出現した1か月で、体重が10kgも減少していたことが判明した。(研究会症例:DD3121)
・ドライマウス口腔乾燥症から味覚障害(最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学) <症状>乾いた食べ物が飲み込みにくい、歯に口紅がつく、口が臭う、舌が痛む、味を感じない。
・うつ病に伴う味覚障害と舌痛症: 60代女性。舌がピリピリする。味がよくわからない。 問診の結果、不眠症もあったためうつ病を疑った。 大学病院リエゾン診療外来へ紹介。 抗うつ薬による薬物療法で6か月で治癒となった。(研究会症例MD022)
・疼痛性障害に伴う舌痛症: 60代女性。舌の右側の痛みが辛い。 大学病院リエゾン診療外来を受診。 向精神薬による治療の結果、舌の痛みがほぼ消失した。(研究会症例PSY006)
・心身症に伴う舌痛症: 40代女性。舌の左側の痛みが続いている。 大学病院リエゾン診療外来を受診。 向精神薬による治療の結果、舌の痛みが20%に軽減した。(研究会症例PSY004)
・主人在宅ストレス症候群に伴う舌痛症: 50代女性。舌の左側の痛みが辛い。 大学病院リエゾン診療外来を受診。 向精神薬による治療の結果、舌の痛みが30%に軽減した。(研究会症例PSY005) ・「主人在宅ストレス症候群とは」
・聴神経腫瘍に伴う舌痛症: 40代女性。舌の先端と左側辺縁に疼痛が出現。 A歯科(研究会メンバー)を受診。舌に異常は認められなかった。 しかしその後、舌の味覚に左右差が出現した。 顔面神経麻痺を疑い、大学病院耳鼻咽喉科へ紹介。 同大学病院脳神経外科にて聴神経腫瘍が見つかった。(研究会症例PSY116)
・舌圧痕(歯痕舌): 60代女性。舌の痛みが辛い。 舌圧痕(歯痕舌)が顕著であった。 下顎前歯部叢生の内、特に舌側に入り込んでいる歯を抜歯してブリッジを作製した。 並行してMFT口腔筋機能療法を行った。 大学病院リエゾン診療外来にて腹式呼吸法の指導、薬物療法(抗不安薬)を受け軽快。 (研究会症例PSY007)
・巨大舌が原因の舌痛症症例: 女性。 40代、A歯科医院にて上顎に旧々タイプのブレードインプラントの手術を受けた。 そのブレードインプラントを土台にブリッジを装着。下顎は局部床義歯。 50代、ブレードインプラントが動くようになり、さらに舌痛症が出現したためB歯科医院(研究会メンバー)を受診。 C病院口腔外科へ紹介。C病院口腔外科にてブレードインプラント除去手術と、予後不良残存歯の抜歯処置を受けた。 B歯科医院にて上下総義歯を作製したが入れていられなかった。 インプラント除去手によって舌痛症は多少改善したが、症状はほとんど残ったままだった。 病的巨大舌が原因と考えられた。患者さん本人と家族とに舌縮小術を勧めたが、患者さんが拒否した。 その数年後、舌痛症から鬱病を発症し、自殺したという。 後年になって、研究会では ・甲状腺機能低下症:80%以上で巨大舌が出現 ・アクロメガリー:50〜80%で巨大舌が出現 ・その他漢方における瘀血や水毒・水滞の状態 等を疑い内科専門医に紹介すればよかったかも知れないと考えるようになり、 現在では積極的に紹介する方向になってきている。(研究会症例:TKNB)
・トルイジンブルー染色検査〜舌ガン〜(最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学) <症状>虫歯の詰め物が取れる、舌の傷、舌に口内炎ができる、口内炎の一部が赤くなる、 舌がヒリヒリ痛む、口の中の出血、舌がしびれる、ろれつが回らなくなる。 →受診する科:大学病院の口腔外科(紹介状が必要です)
・舌がピリピリする・・・口腔底癌(最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学) <症状>歯茎がしみる、舌がピリピリする、舌が頻繁にピリピリする、歯がグラグラする。 →受診する科:大学病院の口腔外科(紹介状が必要です)
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